ピラティスで使う体幹パワーハウス

ピラティスを指導すのに必要なパワーハウス

パワーハウスはその名の通りコアを支える家のような役割を果たしています。

これらの筋が共同して働く事により腹圧(IAP)を高め腹部のスタビリティーが向上します。

イメージは①横隔膜が屋根 ②骨盤底筋群が床  ③腹横筋が壁面  ④多裂筋が柱を構成します。

何故パワーハウスが必要かというと骨格図を見るとイメージし易いです。

見ての通り胸椎は胸郭といわれる肋骨で構成される籠のような形状で安定しています。

骨盤も同じく強固な構造になっています。

その間に挟まれる腰椎はこんなに細く頼りない背骨だけで体を支えています。

構造上一番安定しないといけないスタビリティー関節である腰椎が実は不安定な作りになっているのです。

つまり骨格ではなく筋肉で支えなければいけないわけですね。

腰椎部にヘルニア等の疾患が発生し易いというのも何となくこの構造を見るとイメージできますね。

それらの予防や姿勢の保持にパワーハウスは必要なのです。

 

これらの筋肉を使うのに効果的な方法が呼吸です。

やり方は①鼻から息を吸い ②ため息を長く出すように『ハァーー』っと吐き出す

この時吐く息が『フゥー』だと口先だけの呼吸になったり呼吸補助筋の頸や肩周辺の筋肉を使い易いのでできるだけ、

『ハァーー』っと暖かい息を腹の底から吐き切りましょう!

吐く時にヘソの下あたりに収縮感や筋肉を使った感じがあればGOODです!

1回1回の呼吸を深く長くまずは10回位でもいいので繰り返して見てください。

毎日繰り返せば徐々に感覚を掴めるようになってきますよ。